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2011年08月 Archive

山寺

8/14に山形へ向かいました。
今年は特別なお盆の帰省です。
暮れ以来、久しぶりに3月の震災の傷も痛々しい東北の地に帰る。

あの日、名取市の骨董会に行くはずだった両親はWの卒業式に出席のため東京にいました。
あれから、5か月。

山寺に登ろうと決めていました。

お店の方にいただいた藁を靴に結んで、雪の山寺の階段を滑りながら階段を下りてから何年だろう。
駅に着くとホームから、立石寺が夏の熱気に少し曇って見えます。
さあ、今回は、奥の院でしっかり祈ろう。

山寺1 


川を渡って、本堂のまえを通り、5分ぐらいで、さていよいよ登山口。
小さい頃から何度も登ってるのに、方向音痴の私は、また迷ってお寺の方に案内してもらいました。
山寺2
山寺3
山寺4

入り口登っただけで、汗が噴き出し、呼吸が乱れます。
苦しい、さすが修行の山だわ!
などと思っていると、涼しげな顔のきれいなビーチサンダルばきの幼児がするする脇を登って行きます。

あれっ?!そーんなー。

でも、カメラをもった、20代と思われる素敵な男子二人組もキッツー!などといいなから、フウフウ登ってきました。
背負っている煩悩の重さの成せる技でしょうか?
さすが、聖地。

さて、すぐに蝉塚。
ここで詠まれたのが、あまりにも有名な芭蕉のかの句でございます。

「閑さや岩にしみ入蝉の声」

山寺5

遠い昔の国語の時間、斎藤茂吉のアブラゼミ論争を教えて下さった先生などをおもいだしながら、
暑い蝉の声に聴き入りました。

ここより上に登るとあまりうるさくなくなり、涼しげにカナカナゼミばかりが鳴いておりました。
帰りはまた、この蝉塚のあたりで、アブラゼミ。

呼吸も整い、蝉の声に心も洗われたか、先ほどとは違い、余裕の足取りになってしばらく登ると、
修行僧がここで修行もしたであろう、岩肌が見えてきます。
山寺6

小学生の頃、鎖がさがってて、するすると岩面を登ったものでしたが、今思うと怖いなー。
昔の子供は平気で登れたというか、大人に度胸があったということでしょうか?

さて、ここ迄くれば奥の院はもうすぐです。
山寺7
天童市は8/14日が迎え盆ですが、山寺は山形市に位置し8/13日が迎え盆。
盆の中日で、一年のうちでもめずらしく、お堂はしまっています。
家々に帰ったご先祖の霊のいない、精霊の山に戻った静かで厳かな山寺です。

ゆっくりと、参拝。
深い祈りを捧げました。

帰り道は絶景です。
山寺9
山寺10山寺13

実はこの御堂の奥の右手に荒行にも使われたであろう天崋岩までの修験者の道がありますが、通れません。
山寺11

立石寺の全体地図はこちらから、どうぞ。
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/map/pdf/yamadera_walking.pdf

人の気配もほとんどなくなり、夕暮れが近づいてきていました。
暑かった空も優しい光に包まれています。
山寺12


いつか、紅葉の山寺を登りたいな。





















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